特選『別れ際の視線』

まなざしフォト部四期フォトコンテスト「まなざし」受賞
「別れ際の視線」

父は、大きな手を振って後部座席の孫を見ていた。
隣の母は、孫ではなく運転席の息子を見ていた。

別れ際に撮ったこの一枚には
その時に気がつかなかった
まなざしと想いが映し出されていた。


写真・キャプション:KaoriAoki



顧問コメント

車に乗ってもずっと手を振ってくれる姿、自分にも経験があり嬉しいけど少しの寂しさを感じ、それだけ楽しく幸せな時間を過ごされたことが伝わりました。別れ際が黄昏時とも合っていて胸に響きます。お孫さんと息子さんに向けられたまなざしは愛情に溢れてて、写真を撮らなければ見逃してしまう瞬間を丁寧に撮られていて、流れる時間の中で一瞬一瞬を大切にしようと、撮り残そうと思えた一枚でした。

講評:相武えつ子さん(まなざしフォト部の顧問)


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