特選『心に刻む』

まなざしフォト部一期フォトコンテスト「まなざし」大賞
私が好きな写真は一歩引いた写真です。
ただ私が今撮れる写真は寄った写真です。
フォト部に入るまでは何となくそれが嫌だったし、
もっとカッコいい写真が撮りたいと思っていました。

今でももちろんカッコいい写真を目指してはいますが、
フォト部で活動する中で、
これが今の私と娘たちの距離感なんだな、
これを今は撮るべきなんだな、と自分のまなざしを認める事が出来ました。
子ども達が可愛くて危なっかしくて大好きで、
やっぱり離れることが出来ない。
それもまたいいじゃん!と考えられるようになりました。

そして、そんな今の距離感やまなざしを
娘たちに伝えたいと思いました。
言葉だけではなく、写真として。

初めて三脚を使いセルフ撮影をしました。
オールドレンズで撮りたかったのでピントが合いやすいようにf値は少し高め、
フレアが入る構図、白飛びしすぎない角度、伝えたいものは?私の子どもたちへのまなざし。
今までフォト部で学んだ知識を詰め込みつつ奮闘して、
そんな私に寄ってきてわちゃわちゃしてる子ども達と楽しみながら撮りました。
楽しかった!

改めて、ジッと出来なくて、無条件に笑顔で飛び込んでくる我が子たちのまなざしが、
何者にも変え難い私の宝物です。
そして、子どもたちにも私の思いが少しでも伝わっていると嬉しいです。


写真・キャプション:よしえ



顧問コメント

この三カ月学んだことを奮闘しながら詰め込みました。その言葉にまず感謝です。そしてご自身のことも認め楽しまれてる様子が伝わりとってもうれしいです。このまなざしを伝えたい。その気持ちがとてもいいですね。私もそんな一枚を撮ってみたいと思いました。よしえさんのその気持ちもまなざしも写真には残ると思います。お子さんたちにとってうれしい一枚だと思いますよ。気付きをいただきありがとうございました。

講評:相武えつ子さん(まなざしフォト部の顧問)


まなざしフォト部フォトコンテストに戻る