6月のテーマ『質感』

6月のテーマは『質感』でした。
季節の変わり目、梅雨明けした地域も多かった6月。季節感を強く感じる中、雨、湿気、肌、暮らしのディテール、写真が持つ質感を感じるお写真を部員の皆さんからたくさんお寄せいただきました。グッと寄られてるお写真や、色の表現で質感が際立つお写真や、光の扱いによって見せるお写真がたくさんで、質感を存分に感じました。皆さんそれぞれの表現がとても素晴らしかったです。その中で選ばせて頂いたのはこの一枚です。
キャプション通り、頬からも、髪からも、この日の気温や湿度が伝わります。少し柔らかな表現とキャプションの最後の一文から、優しく迎えられた様子を想像してしまいます。ちょっと気が抜けたような表情や、背景のランドセルからもお写真のストーリーを感じて撮影者のお疲れさまと言ってるようなまなざしと、帰宅を待ってたあたたかい空気までもお写真の質感から感じる一枚でした。被写体自体の質感、お写真の質感が合わさって印象的な一枚だと思います。

講評：相武えつ子さん（まなざしフォト部の顧問）